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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「孤塁 双葉郡消防士たちの3・11」吉田千亜(岩波書店)

記憶は風化する。
だから、時にこうして振り返らないといけない。
あの時、リアルに震災に直面した者として。
本書で語られる双葉郡の消防士たちの3.11。
最前線の現場で働く人たちにまったく伝わらないリアルタイムな情報。
こんなことが起こらないように政府は伝達手段をきちんと整備するべきだし、
彼らの命を守ることを考えなければいけない。
「特攻」なんて言葉を現場の人たちに言わせる現状ってどうなってるの?
そして、「原発は過酷事故には至らない」と言い切った明確な根拠はなんだったのだろう?
「安全神話ではない。安全願望なのです」
この言葉、一生忘れないと思う。


双葉郡には未だに立ち入り禁止区域はあるし、
状況によっては福島原発近辺には荷物を運んでもらえなかったりする。
14年経っても。
被災者でありつつ、救助する側でもあった彼らに心から謝意を。
久々に胸が重くなる震災関連本を読んだ。

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