きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「宮廷神官物語 二」榎田ユウリ(角川文庫版)
真っ当な手段で得られない力なんて、身の丈にそぐわない。
と、思わない輩こそ、不当な手段で力をどうにか得ようとするんだろうね。
悪事を働き、後ろ暗い思いを抱えた者にとっては、
心の善悪を見抜く慧眼児の力は末恐ろしいもの。
それは天青にとっても同じで、彼の葛藤が痛々しかった。
だからこそ、鶏冠の不器用な愛情と決意と叫びが胸に響く。
今ある世の中の仕組みを変えようという想いを胸に抱く者たちが、
徐々に集まりつつある姿はさながら水滸伝。←いい加減離れよう、私。
とはいえ、一枚岩になるかどうかは不透明。
波乱万丈な彼らの運命はいかに?
白虎の小虎、ハクがとても可愛い。
気持ちはまだ子どもでも身体は十分に大きな犬に
全力で飛びついてこられたら(本人は遊び)受け止められないのは、
ラブラドールで体験済み。
私は見事にひっくり返りました。(笑)
それでも遊んでもらってると思ってグイグイ来るラブラドール。
でも可愛かったなー。
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