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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「岳飛伝 17 星斗の章」北方健三 (集英社文庫)



「ほかに何が見えますか?」「湖寨が」
やばい。泣きそう……と思ったら、作中で語ってた人も泣きそうになっていました。
ですよねー。
やっぱり原点はそこにある。という思いが込みあげて感無量。
なんでそこまでして戦わないといけないのかな?と思いつつ。
それ以外の選択肢を持ち得なかった漢たち。
いや、今回梁山泊は無理やり引きずり込まれた戦いだった。
それでも軍人の彼らも文官の彼らもよく戦ったと思う。
岳飛も全力以上のものを出し切った。
そして、三つ巴の戦いから弾き出された男が、次の物語を繋いでいく。
私の生死感の核となっている物語は、豪傑の笑いで終幕。

程雲はサッカーで例えるならドイツっぽい。
童貫はフランス。
兀朮は私の中では童貫より格下なんだけど、雰囲気的にはブラジル。
と、最後の最後で意味不明なことをぼんやりと思う。
思えば2006年からの付き合いだったシリーズ『大水滸伝』。
いつかまた、彼らの人生を最初から辿りたい。

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