きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「巡査長 真行寺弘道」榎本憲男 (中公文庫)
続編を手元に用意していなかった自分が悔やまれる。
それくらいおもしろかった。
自らの意思で出世を放棄した万年下っ端の巡査長、真行寺。
ところが彼は切れ者だった。
明確な意図をもって己の生き様を貫く真行寺の心意気がカッコいい。
そんな彼とニコイチで事件解決に臨むのは、
出自の知れないハッカー、黒木。
難しい言葉や考え方も、かみ砕いてわかりやすい例えで説明してくれるのは、
著者の筆力。
そして、日本の未来を考える。
自分だったらどう在ることを望むのか、と。
離れ離れになった彼らが再び相まみえる日が来ることを願いつつ。
私も音楽に耳を傾けよう。
TSUTAYAでちびっこたちを「好きな本一冊選んでいいよー」と解き放ち、
さて、自分は?と店内をウロウロ。
積読300冊以上ある身としては、新しい本買うのもなーと思いつつ。
自分だけ何も選ばないのもおもしろくない。
でも読みたい本は全部手元にあるしなーと、思った私の目に飛び込んできたのが
この本。
なんでお持ち帰りしたのかと言われれば、真行寺のように「勘」と答えるしかない。
でも私、そういうの外さないんだ。(笑)
続きもスピンも集めないと。←え?
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