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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「岳飛伝 一 三霊の章」北方謙三 (集英社文庫)



壮絶な戦いの後の敗戦。
失ったものは、とてつもなく大きかった。
今なお彼らの心に在りつづける男の存在は大きい。
底のない喪失感。
それでも。
命ある以上、前に進まなければならない。
自らにできることを懸命に探りつつ、彼らが守り、繋いできたもの。
それらが結実した時、何かが起きる。
そんな期待を抱かせる第一巻。
流れた歳月の分だけ年をとった者と
次代を担うために生まれた者との対話も、
次なる時代への足がかりとなる。
蓄積されてきた彼らの思いが噴出した時、
時代は再び熱い咆哮をあげるだろう。
この先どんな物語が待っているのか。
心が逸る。→


ただいま、私!梁山泊へ。
そして、お帰り、私!大水滸伝の世界へ。
久々の北方ワールドの空気感の居心地の良さが半端ない。
『楊令伝』を読了してから四年半。
再読しなくてもすんなり戻ってこれた彼らの世界に、
しばらくどっぷり浸れるのがただ嬉しい。

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