きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「平原の町」マッカーシー (ハヤカワepi文庫)
『国境三部作』の完結巻。融合する二つの物語。
住まう場所があり、仕事があり、仲間がいる。
身一つで馬を駆り、命がけの流浪の旅をつづけた彼らを知っているからこそ、その姿に安堵する。
けれども。
その安寧を捨て、何故に彼は険しい道を選んだのか。
いや、諦めるという選択肢がなかった以上、彼にとってはその道しかなかった。
愛するものと共に生きるか、死ぬか。
殺すか、殺されるか。
神に向かって「これを見ろ」と叫んだビリーの姿は、何故かロドリゴ(『沈黙』遠藤周作)の姿と重なっていたたまれなかった。
「こいつをはめてた女は美人だった。でもそんな外見なんて人間の中身と比べたらなんでもなかった」
亡くなった妻のことをそう語るマックがとても素敵だ。
私のメキシコのイメージはマッカーシーとウィンズロウの色に染まっていることに気づいてみました。
多分偏っている。(笑)
住まう場所があり、仕事があり、仲間がいる。
身一つで馬を駆り、命がけの流浪の旅をつづけた彼らを知っているからこそ、その姿に安堵する。
けれども。
その安寧を捨て、何故に彼は険しい道を選んだのか。
いや、諦めるという選択肢がなかった以上、彼にとってはその道しかなかった。
愛するものと共に生きるか、死ぬか。
殺すか、殺されるか。
神に向かって「これを見ろ」と叫んだビリーの姿は、何故かロドリゴ(『沈黙』遠藤周作)の姿と重なっていたたまれなかった。
「こいつをはめてた女は美人だった。でもそんな外見なんて人間の中身と比べたらなんでもなかった」
亡くなった妻のことをそう語るマックがとても素敵だ。
私のメキシコのイメージはマッカーシーとウィンズロウの色に染まっていることに気づいてみました。
多分偏っている。(笑)
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