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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「弥栄の烏」阿部智里(文春文庫)

【弥栄】
この意味を「いよいよ栄える」と捉えて読み始めた私は諸々楽観視していた。
でも、迫りくる脅威と対峙し、満身創痍で彼らが危機を跳ねのけた後に抱いた感情は
そんなものとはかけ離れたもので、ちょっと狼狽える。
「繁栄を祈る」という意味に込められた思いは、あまりにも切実で、逼迫したものだった。
だけど。
諦念ではなく、現実を真っ直ぐに見据えた浜木綿の言葉に救われる。
親友を亡くして凍り付いていた雪哉の心。
痛々しいまでの苛烈さは、守り、戦い抜くために必要なものだったかもしれないけれども。
色を取り戻せて良かった。

ここで第一部完。
続きが楽しみというより、なんだか不安でしかない。
この先彼らの運命はどうなっていくのかしら?
うっ……怖いけど気になる。


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