きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「悪の経典 下」貴志祐介(文春文庫)
中学生の時の殺人は看破され、アメリカでの悪事も露呈した。
ばれてますよ?イロイロ。
自分が思っているほど完璧でも天才でもないことに、気づかないお馬鹿さん。
そんな蓮実の犠牲になった人たちに対しては、言葉もありません。
ギリギリのところで生き延びた雄一郎と怜花。
でも、彼らが心から笑える日が来るのはいつだろう?
蓮実には共感も同調もできなくていいし、そもそも彼には感情が欠落しているから
こちらの感情が揺さぶられるわけもない。
極限状態の中にあっても、自分が助かる道を探るためにクラスメイトを犠牲にした渡会の方が
その心理がわからなくもないだけに、嫌な気分にさせられた気がする。
以下辛口。
→
せっかく読んだけど、残念なくらい読後に何も残らない話でした(苦笑)
内容(「BOOK」データベースより)
圧倒的人気を誇る教師、ハスミンこと蓮実聖司は問題解決のために裏で巧妙な細工と犯罪を重ねていた。三人の生徒が蓮実の真の貌に気づくが時すでに遅く、学園祭の準備に集まったクラスを襲う、血塗られた恐怖の一夜。蓮実による狂気の殺戮が始まった!ミステリー界の話題を攫った超弩級エンターテインメント。
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