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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「東の海神 西の滄海 十二国記 3」小野不由美 (新潮文庫)



中味の伴わない上っ面だけの言葉の気持ち悪いこと。
ましてや、意に沿わない者を弑する者に、正義などない。
ということが、当の本人にはわからない。
いるよね。
自分のことを正当化することに長けてる人って。
一方で、自分の成すべきことをじっくりと見据え、機を伺っていた尚隆。
全ての責を背負い、雁を豊かな国へと導くと口にする彼の言葉は、
実を伴っているから重く響く。
荒れ果てた国の復興を担う王と六太、そして家臣たちのやりとりが好きすぎる。
遠慮なく物が言い合える間柄は理想的。
500年かけて雁がどんな国になっていくのか、既に知っていることの幸せ。

自分の生死を運命に委ねる。
北方的思考だわ~、と、ここでも北方脳な私(笑)



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