きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「逆説の日本史10 戦国覇王編」井沢元彦(小学館文庫)
電光石火。もしくは疾風怒濤。
50年に満たない生涯を、これほど鮮烈に駆け抜けた人物は、そうはいないだろう。
丸ごと織田信長の巻。
と同時に、歴史上に名を連ねる人々は、(良くも悪くも)それに値する功績(もしくは罪過)をしっかりと残している、ということを、改めて実感する巻でもある。
それにしても織田信長である。
実行力・決断力・そして発想力。
どれもに突出していたことは自明だが、それにしたって
あの時代によくもあれだけの見聞を広め、あれだけのことを成し遂げたと、ただ感嘆するしかない。
自分、なまぬるく生きてるなーと、何故か反省(笑)
井沢氏の溢れんばかりの信長愛に微笑ましい気持になる。
自分の好きな人物を調べつくし、こうして執筆できることの悦び(?)が伝わってくる気がする。
そしてあっちこっちで脳内を駆け巡る「戦国鍋」と『炎のミラージュ』から得た知識の数々(笑)。
これは私の日本史の礎。
人力で火を消すことがどれほど大変かは『羽州ぼろ鳶組』シリーズで学んだ。
焼き討ち、怖い……
いや、だからこその焼き討ちなのか。
■行った場所:日光東照宮
■行きたい場所:熱田神宮・岐阜城・大阪城(城ホールはたくさん通ったのにお城には行ってない)安土城址・安土城天主信長の館
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