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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「楊令伝10 坡陀の章」北方謙三 (集英社文庫)



明確な未来像を掲げて新しい国づくりを始める楊令。
国とはなんだろうか?と問いかける岳飛。
新国家誕生に暗躍する李富。
王進の元で目覚ましい成長を遂げ、表舞台に立とうとしている秦容。
危うさを孕んだままの花飛燐。
めんどくさいオッサン化(褒めてます)した史進と班光のコンビ。
混乱する時世を彼らがどう生き、そしてどんな国を生み出していくのか。
この先が楽しみで仕方がない。
そして、梁山湖。
そこはあなたのいるべき場所じゃない、と。
思った私と同じ思いを抱いた男がいてくれてよかった。
夢の跡は夢の始まりとなり得るのか?

じゃあな、さよなら、あばよ、またな。
どれもこれもしっくりこない。
やはり、漢の別れの言葉は「さらば」だ。痺れる……
タイトルの意味。調べたら「 起伏 があって平らでないさま」とのこと。
なるほど、と納得の章。



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