きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「楊令伝11 坡陀の章」北方謙三 (集英社文庫)
いま、語られる楊令の夢。
明確な形を持ったその夢の実現へ向けて、着々と進められる準備に胸が躍る。
驚異的な成長を遂げた秦容。
秘めた力は未知数。
彼のこれからについては期待しかない。
胸の内に傷を抱えながらも、ほんの少し笑えるようになった花飛燐に安堵する。
平穏の中にあって、戦いを望む男たち。
違うか。
研ぎ澄まされた牙が鈍るのを恐れる男たち。
彼らは知っている。
道はまだ半ば。平穏はいつまでも続かない。
そして、いよいよぶつかり合う力と力。
あなたに崩される梁山泊ではない、と、私は心の中で呟いてみる。
解珍の秘伝のたれ。
これがもう、たまらなく気になって仕方がない。
そして、こっそり独り言。
私、岳飛苦手なんだよね。
この想いが最後に覆るかしら?
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