きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「機龍警察 未亡旅団」月村了衛 (ハヤカワ・ミステリワールド)
【再読】
武器を手に取ること以外、彼女たちが生き延びる術はあっただろうか?
多分、否。
だけど、結果的にはその武器が彼女たちを殺した。
シーラを頼らなければ生き抜くことができなかった女たちは数多いただろう。
だけど、そのシーラが彼女たちを殺した。
私怨に走った時点で完全アウトだけど、
導火線に火を点けたのは無知なる優しさってのがうすら寒い。
自己満足に近い余計なことはしない方がいい。
テロ組織との戦いを描きつつ、
特捜側の捜査員、城木と由紀谷の過去が詳らかになる。
今後の懸念材料に不安を抱きつつ、最後の言葉には安堵。
今回のバトルはキモノ同士の戦いではなく生身の白兵戦での決着で、
読み応えがありすぎた。
そして日本警察も身体張って命削って頑張ってるんだよ!
と、主張したくなるくらい、殉職者の数が多すぎた。
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