きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「武士とジェントルマン」榎田ユウリ(KADOKAWA)
彼らが心に抱えた「後悔」と言う名の傷は、
他人が「あなたは悪くない」と言ったところで癒えるものではなく。
おそらく彼らはその傷を一生抱えたまま生きていくだろう。
自らが放った言葉の、或いは見えぬふりをした行為の返し刃は、
自らの心を深く抉る。
だけど、寄り添ってくれる人がいる限り、
自らの足で地を踏みしめて、明日へ踏み出すことができる。
笑える日がきっと来る。
そして、周囲の人たちもまた、それぞれの問題を抱え、
その問題と向き合いながら各々の人生を懸命に歩んでいる。
時に厳しくも、あたたかくて優しい物語。
がんばって。そして、がんばろう。
関ヶ原まで赴いて、観光すべきポイントを聞きに行った観光案内所にて。
「東軍と西軍、どちらが好きですか?」と聞かれ、
「どちらが東軍でどちらが西軍ですか?」と尋ね、
(え、ここまで来て何言ってんの?)的な顔をされたのは私です。(笑)
仕方ない。日本史は選択しなかったのよ。(←開き直り)
この作品で榎田ユウリ作品コンプ。
と同時に、榎田尤利・榎田ユウリオールコンプです。
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