きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「水の中の犬」木内一裕 (講談社文庫)
ヤバイ。渋くて熱くてカッコイイ。
そして、どこか哀しい。
その街には、泥の中を這いずり回っているような探偵がいた。
持ち込まれた依頼の調査で鼻が潰れ、アバラを折っても、
真相を探ることを、或は、途中で巻き込まれた事案を
どうにかすることを諦めない。
依頼人の抱えた困難に潜む果てのない闇。
理不尽に襲いかかる暴力。
そして一人、また一人。
彼の手によって命を失った者がいる。
けれども。
その手によって救われた者もいる。
探偵矢能の誕生秘話と情報屋の借金にムネアツ。
だから彼らは忘れない。
名もなき探偵を。
木内一裕。
他の作品も追いかけてみようと思います。
少しずつ揃えていくのも楽しみですね~☆
『ドッグレース』はそろそろ文庫化にならないかな?
読書の楽しみが増えました♪
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