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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「水滸伝4 道蛇の章」北方謙三(集英社文庫)



「替天行道」の旗の元に集い、或はその旗を掲げ、決起する男たち。
自由とは何か?
国の正しい在り方とは何か?
自らに問う彼らの元を訪ねて回る宋江の言葉が、梁山泊の豪傑たちの存在が、
各地で燻る男たちの思いに火をつける。
人を動かすのは人。
思いの籠った言葉と、自ら示してみせる行動は何にも替えがたい力になる。
梁山泊の動きが活発になるほど、民の関心が集まるほど、
それを叩き潰そうとする青蓮寺の力も強くなる。
魔の手はひたひたと忍び寄っている。
だが、今は仲間と共に志を語るひと時を。
私も彼らと一緒に梁山湖にかかる月が見たい。
叶わぬ夢だけれども。

李逵が可愛い。
ムツゴロウさんがやるみたいにワシャワシャしたい。
あ、李逵は人間男子です。
李俊が大好きな友だちに「なんかイメージが楽俊と被るんだよね」と言ったら
「俊の字が一緒なだけでしょ!人間だから!」と憤慨されました。
いえ。私、李俊も楽俊も大好きです(笑)
続々と登場する男たちが魅力的過ぎるのに。
まだまだこれから集ってくる男たちがいるかと思うとわくわくします。



内容(「BOOK」データベースより)

馬桂は愛娘を殺され、悲嘆にくれていた。青蓮寺は彼女を騙して梁山泊への密偵に仕立て上げ、ひそかに恐るべき謀略を進めていく。一方、宋江は、民の苦しみと官の汚濁を自らの眼で見るため、命を懸けて過酷な旅を続けていた。その途中で、純真さゆえに人を殺してしまった李逵と出会う。李逵は次第に宋江に惹かれていくが、そこに思わぬ悲劇が待ち受けていた。北方水滸、波乱の第四巻。

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