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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「王都奪還: アルスラーン戦記7」田中芳樹 (光文社文庫)



第一部完。
再読のはずなんだけど、見事に色々覚えていない自分にびっくり。
だから楽しい再読。フレッシュ症候群健在。
ヒルメスとアルスラーン。
二人の王子の出自が明らかになり、それぞれの進退と覚悟が問われることになる。
アルスラーンが王座を望む理由に納得。
そうだよね。そういう子だよね。
だから人々は彼についていく。
とかく、周囲が目立っていたけど、
ここにきてアルスラーンの存在感がガツンと増した気がする。
だから第二部が楽しみであり、
田中さん故に全員そろっての結末を迎えられる気がしないので、怖くもある。


「興」があれば「亡」もある。
そんななか、今の時代まで脈々と受け継がれてきた皇室は
やっぱりすごいんだなーと改めて思ってみました。
そして、渦中に置かれた人は自分の立場が把握できないというのには大納得。
東日本大震災の際、津波が押し寄せてきていることを私が知ったのは、
他県の友だちからのメールでした。
停電で、そもそも家に帰るのに必死すぎて何が起こっているのか全く分からなかった。

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