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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「琥珀の流星群 炎の蜃気楼4」桑原水菜(コバルト文庫)



「上杉景虎」としての彼を望む声と「仰木高耶」を捨てるなと叫んだ親友。
共存を意識する中で覚醒しつつある力。
直江と背中合わせで毘沙門刀を振るう高耶の姿には、
痛々しさと高揚感を覚える。
そして、記憶はなくとも、景虎は間違いなく高耶の中に在るんだなーと。
街や人々を護ろうと必死に駆けずりまわる人々がいる一方で、
破壊を目論む輩がいる。
どこまでも戦国に生きる者の思考で暗躍する高坂とは対照的に、
伊達は現世の人々を傷つけまいと、戦場に赴く。
時を経て蘇った者達はみな、過去に囚われたままで、どこか忍びない。
武田が動き、織田が暗躍する。
まだまだ序章。
彼らと一緒に闇戦国を駆け抜けます!

自らの霊廟にお金を払って入った前巻に引き続き、
自らの城に攻め入ることになった政宗公。
その時々の台詞がなんだかユーモラス。
「魂尽きるまで仙台は守る」
政宗公はどこまでもカッコイイ御仁です。


内容(「BOOK」データベースより)

高坂の謀略で慈光寺を爆破され、九死に一生を得た高耶。だが、住職の国領は瀕死の重傷を負ってしまった。自分の無力さを知り、かつての景虎の〈力〉を取り戻そうと苦しむ高耶だが…。一方、仙台に集結した千秋、綾子らは、仙台市を「金輪の法」を用いた巨大な結界で包囲しようとする最上義康を追っていた。呪法の「壇」となる陥没事故現場を舞台に、義康と冥界上杉軍の対決が始まった。仙台を乗っ取ろうとする最上軍の怨霊たちに、高耶は!?アクション・ファンタジー。

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