きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「甘い手、長い腕」一穂ミチ (ディアプラス文庫)
あたたかくてやさしい物語。
そして、モノづくりの苦労と醍醐味が垣間見られて、
業種がまったく違うながらも、仕事頑張ろう、という気持ちにになってしまう。
理一が父の工場を手伝うことになったのは成り行きだけれども。
父が手がけたシャツに袖を通した瞬間の描写がジワリと染みて、なぜか泣きたくなった。
父の病床で出会った真尋に対する甚だしい誤解に大笑い。
だけど。
互いの仕事との向き合い方とその人柄に触れ、
まっすぐに気持ちを育んでいった二人の想いがとてもまぶしい。
理一と真尋。
家族ぐるみでいい関係を築いていってほしい。
私、今の仕事で扱っている商品に魅力を感じているかというと
ちっとも感じていないので、
自分の好きな商品を扱えるのってホントうらやましい。
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