きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「生まれいずる者よ 金の髪のフェンリル」榎田尤利 (講談社X文庫 ホワイトハート)
革命の象徴でありつつも、最前線で戦う金の狼の姿に奮い立つ。
「感情で動きたい」と言い切ったフェンリル。
だから人々は彼に希望を託す。
傍らのタウバの存在が何とも心強い。
感情を排したユージンとはある意味対極。
他者に自分の理想を押しつけることは、歪みと不幸せしか生み出さないんだよ、
と、セシルには言いたい。
運命に導かれるように出逢うべくして出会う者たちが出逢い、
彼らの未来への道筋が整えられていく。
シティとDエリア。
あまりにもかけ離れた二つの世界。
統合される日が本当にくるのか。
ならば、どうやって?
逸る想いを抱きながら、次巻へ。
「何が人を変えるのだろう?」
深い問いかけ。
経験と環境。あとは?
サラの父・マーロン博士の存在感が本当に大きかったんだなぁ、とつくづく思う。
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