きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「笑えよ」工藤水生 (MF文庫ダ・ヴィンチ)
この先もずっと交流を持ち続けたとしても。
高校卒業と同時に切れてしまう縁だったとしても。
共に過ごした時間のことを、彼らは一生忘れることはないだろう。
決して人目に晒すことのなかった傷や悩みを語ることのできる相手がいる。
ただそれだけで、少しだけ楽に呼吸ができる気がするのだ。
10代の彼らの姿が濁りのない透明な感性で描かれていて、
こちらまで澄んだ気持ちにさせられる。
コーンポタージュを買った彼の感覚がとても好き。
タイトルの含む意味が心強い。
同録は、それでも傷は簡単には癒えないだろうけど、
痛み分けに持ち込めた彼女に喝采を。
ジワジワ染みてきた若い著者の感性がとても心地よかった。
高校卒業まで見届けたかったなー。
真冬の花火。
やったことないけどとても魅力的。
雪に落ちる「ナイアガラの滝」。
やってみたい。とてもやってみたい。
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