きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「冬色ドロップス」尾上与一 (幻冬舎ルチル文庫)
短編連作のピュアラブ。
ピュアすぎて……というより、トヨの言動が優等生すぎて、
途中でなんだか落ち着かなくなってきた自分、大丈夫?と思いつつ……
高校を卒業した彼らが大学生になり、社会人になるに至ってようやく
居心地の良いところに着地しました。
この高校生たちが時間を積み重ねていくと、
こんなカップルになるのね、という納得の展開。
最終話とあとがきの赤いドロップの使い方がとても好き。
トヨと伊吹に対してどこまでも自然体だった洋平が好き。
三人で綺麗なトライアングル。
この友情と愛情のベクトルを持ち合わせた三人の関係がずっと続くといい。
面接当日。
事故ではなく肺に穴が開いて入院したのは私の身内。
退院したら面接を仕切りなおそう、と言ってくれた人事の人の言葉は、
誰もが社交辞令的なものだと思っていたんだけど。
本当に面接をセッティングしなおしてくれて、
スルッとその会社に入社できちゃって今に至る……どっちもすごいな。
PR
COMMENT