きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「腐蝕の街」我孫子武丸 (双葉文庫)
イカれてるけど、惹きつけられる。
突っ込みどころはあるけど、面白いから無問題!
多くは読んでいないけど、我孫子作品の中で一番好きな話。
正規ルートから外れた思考の警察官・溝口と、
触れたら切れそうな危うさを孕んだ少年・シンバ。
漢気のある女刑事・片山女史。
個性的過ぎる面々がとても魅力的。
死んだはずのシリアルキラーの影を随所に孕ませながら
進行する極々近未来のザ・ハードボイルド。
初読の時は呑み込まれたかと思ったラストだけど、
彼は現在進行形で戦っている。
守りたいものは守りきった。
わくわくしながら続刊へ。
新宿の表の顔・裏の顔と言われると、
どうしたって『魔界都市新宿』が思い浮かぶ。
『魔王伝』バイブル!
いや、私が次に読むのは続刊の『屍蝋の街』。
我孫子作品は私的には当たり外れがありすぎて、うかつに作家買いが出来ないのが残念。
PR
COMMENT