きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「贄の夜会 上」香納諒一 (文春文庫)
え?嘘でしょ!?と叫んだところで上巻終了。
完全に作品世界に呑み込まれてしまった。
二人の女性が殺された事件を契機として、
幾人もの人間が、そして幾つもの事件が絡み合っていく。
そんな中で浮かび上がってきたのは、かつての殺人の真相と、
この事件に係りのある男たちの生き様。
息をつく間もない展開の中で、どうしたって惹かれてしまう男がいる。
かつては少女のために銃を握り、今は妻のために見えざる敵を弾こうと決意する男が。
この先は男の復讐譚となるのか。
犯人を追う警察の尽力に迫るのか。
絶対悪の素性が割れていないだけにゾワゾワとした気持ちが落ち着かない。
このボリュームにこの読み応え。
それでもまだ半分。
加速する期待感が失速することなく最後までいけるといいなー。
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