きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「重力ピエロ」伊坂幸太郎 (新潮文庫)
洒落た会話の繰り返し。
だけど、語られる内容はとてつもなく重い。
忌まわしい事件の後に生まれた春。
父も母も泉水も。
誰もが春のことを家族以外の何物でもないと思っていて、
春自身もそのことは疑っていない。
だけど、春の中にはどうしても拭えない怒りと影がある。
泉水と春の兄弟関係がとても好き。
泉水の示した落としどころが最高。
そして、二人の父の懐の広さがあたたかく沁みる。
絆の深さは血縁ではなく、過ごした時間と愛情の深さによるものだ。
とても素敵な家族像がここにある。
紙一重だけど、夏子さんもナイスサポートだった。
登録1300冊目。
キリの良いことに気付いたので、馴染のある場所がふんだんに出てくる伊坂作品を。
一つ一つの間に時間は空くものの、
小説→映画→小説の順に廻ったおかげか、
今回の再読にあたって映画のイメージが大きすぎたのがちょっと残念。
純粋に伊坂さんの小説世界だけに浸りたかった。
まぁ、それだけ映画の印象も悪くなかったってことなんだけど。
地元名物のカスタード菓子。私も好きー!
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