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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「代償」伊岡瞬 (角川文庫)



理解の範疇の外にある悪意に晒された時、
一体どうすればいいのか。
身を守る術、もしくは戦うツールを身に着けておくことって
大事だよなぁ、とは思うけど、じゃあ、何を?となる。
そもそもが謂れのない悪意だから、気づいたときには逃げ場がなくなってしまう。
悪意の連鎖を断ち切るためには
たった一人でも味方がいることって、とてつもなく大事。
一人きりだったらその悪意に呑み込まれ、沈んでしまっただろう。
犯罪を犯すのに年齢って関係ないんだなぁ、と
納得できてしまうところが怖い。
話し合えば理解できる。
諭せばわかってもらえる。
世の中にはそんな相手ばかりではない、と警戒して構えることが自己防衛の一歩?
それはそれで寂しいね。

馳星周の『虚の王』
櫛木李宇の『死刑に至る病』
そして『凶悪―ある死刑囚の告発』
あたりを想起させられる。
「達也」も含めた上で考えると、一番気持ち悪いのはやっぱり「先生」。
絶対に近づいてはいけないのは「栄司」。
「榛村」には気付いたら丸め込まれてる気がする。←ダメじゃんww

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