きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「鏡よ、鏡 眠る探偵2」榎田尤利 (講談社X文庫 ホワイトハート)
「世界に引きずり込みたい」
その言葉にゾクリとする。
完全に閉じきった、光の差し込まない世界に。
「引きずられないで」
真音に告げた笑子の言葉は核心をついている。
何故なら、真音は槇の心理を理解しているから。
積み重なる死体は愛の囁き。
「自分を選ぶ」と言い切った槇の根拠はなんだろう?
同録は真音と不破の出逢編。
法知識がないと、こんなに大変なことになるだ!と思うと同時に
逆に言えば、法知識があれば戦える。
大事なのは一人で抱え込まないこと。
不破は真音に見つけてもらえて本当に良かった。
建築現場の描写がとても好き。
1巻にひきつづき本編はどシリアスなんだけど、
同録の過去編が楽しすぎて読後の印象が愉快な感じに。
とりあえず逼迫したドキドキハラハラがおさまったので、
四冊一気読みという事態は避けられそう(笑)
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