きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「非弁護人」月村了衛(徳間書店)
きっかけは8歳の少年からの依頼だった。
手繰り寄せた糸の先に息を潜めていたのは、おぞましいまでの人でなし。
彼の悪事を暴くために宗光が最初に頼ったのはヤクザ。次にかつての同期の正規の弁護士。
裏と裏と表がタッグを組んで<ヤクザ喰い>を追い詰める。法の下で裁くために。
担保は、宗光自身の命。
でもね、裏社会の実力者から宗光は愛されてるよね。
構成員にも慕われてる。
そして弁護士の篠田も、過去に因縁があっても宗光を憎み切れない。
だから、宗光を要にしたこの異色の連携がみごとにキマった。
みんなカッコよかったよーー!
豊田商事?ん?最近どこで聞いた??と思ったら、
著者の『欺す衆生』でした。
本作での私のイチオシ久住さん。
次点で篠田(宗光との掛け合い込みで)。
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