きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「黄泉への風穴・前編 炎の蜃気楼13」桑原水菜 (コバルト文庫)
あれから2年。
闇戦国の戦いに現代の国家権力が介入してきて、
物語の厚みが増した第二部スタート。
現代人の目だって節穴じゃない。
事情が分からないながらも、亡者の好きにはさせないという気持ちの現れのようで頼もしい。
大切な者を失って時間が止まったままの景虎の苦悩は続くけど、
直江が煩悶していないので、私はとっても心が穏やかです。
本能が知っている。
誰も「彼」の代わりになんてならないと。
だけど理性が拒絶する。
そんな「夢みたいな現実」を認めることを。
いい加減、現実を認識しないといけない。
まやかしの魔法はもう、解けかけているのだから。
12巻の読了後、13巻を待っていた間の精神のぐったり具合を思えば、
一気読みって素晴らしい☆
江の島は江ノ電のあまりの混雑ぶりに戦いて未訪問。
たくさんの場所が作中に出てきているので、いつか尋ねてみたい。
何故か神津島には上陸したことがあります。
「砂漠が見たい!」という一心で船に乗りました。
麓では濃霧に覆われていた天上山。
ここまできたからには!と、頑張って登った山頂からの見晴らしは思わず歓声が上がるほどの絶景でした。
あ、もちろん海でも泳ぎましたよ~。
そして横浜。
この街、私本当に大好きです。
内容(「BOOK」データベースより)
萩城の事件から、2度目の冬が訪れた。19歳になった高耶は、直江の『死』を記憶から消し去り、小太郎を直江だと思いこんだまま、怨霊調伏に奔走していた。一方、度重なる心霊事件の真相を究明するため、国家公安委員会・特務調査部が動きだし、重要参考人として高耶の調査を進めていた。不審な事件が続発する江の島に向かった高耶は、妙に懐かしさを感じさせる開崎という男に出会うが…。
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