人と人は個と個。
加害者の家族であっても、同一ではない。
匿名で他人を攻撃できる時代だからこそ、
それは忘れてはいけないんだと思う。
と同時に、犯した罪は相応に罰せられるべきだとも思う。
では、罪を犯した者が罰せられなかった場合、被害者家族はどうすればいい?
それを突き詰めていくうちに露になる、更に闇が深く悪質すぎる問題。
15歳の子どもにそこまでの行動をさせたのが大人であったことに憤りしかない。
その一方で、彼の痛々しいまでの覚悟と勇気が胸に刺さる。
「真実を知りたい」
それは被害者家族が切実に願うことであり、彼らには知る権利があると思う。
読後にいろいろと考えさせられる作品。
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