きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「涙(上)」乃南アサ(新潮文庫)
結婚を間近に控えた恋人にかけられた殺人の嫌疑。
電話で告げられた別れの言葉。そして失踪。
幸せな花嫁になるはずだった萄子の絶望と苦悩。
だけど、彼女は諦めなかった。
高度経済成長の波に乗る世情の熱気と勢いを感じさせる情景描写には、
人々のざわめきが聞こえてきそうな臨場感がある。
一方、失踪した恋人を懸命に探す萄子の固い決意と悲壮な覚悟は
そんな世情とはかけ離れていて、切実な思いが伝わってくる。
娘を殺された韮山との情報共有は今後どう展開するのか。
プロローグの位置づけが絶妙だなーと思いつつ。
謎だらけのまま次巻へ。
『飢餓海峡』長らく積んでる~!
いつかの読書のために、もうしばらくあっためておきます。
コツコツ積読を減らしてきた今年ですが。
最近地味に積読を増やしてしまった……
買うときは複数冊まとめて買っちゃうから一気に読了数<購入数になっちゃうんだよね。
お楽しみがいっぱいってことで(笑)
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