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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「逆説の日本史8  中世混沌編」井沢元彦(小学館文庫)



想像してみる。
もしも、この時代の京の住人だったら?
……無理!絶対無理!と白目を剥きそうになる、カオスっぷり。
自分のことしか考えていないオレオレ主義に端を発した戦いと無責任政治の結果、
土地は荒らされるわ年貢の徴収はキツイわで究める困窮。
そりゃあ、住人は怒るわ。
立ちあがっちゃうよね。
というわけで、もう一度想像してみる。
もしも決起する側だったら?
自分で集団をまとめていく才覚があったら、奮い立つだろうな、と思う。
そんなカオスな時代に現代へとつながる日本文化の礎が築かれたことがとても興味深い。
特に折り紙。
うん。ちびっこたちともっと楽しもう。

あまり馴染のない時代。
読むペースが上がるまでとても時間がかかったけど、
ラストに向かって加速していった。
こんな感じで戦国時代へと向かう素地が出来上がったのか~、と、納得したところで
(自分的)興味の最高潮かと思ったけど、
その後の室町文化の章がさらに興味深かった。
これ一冊の情報量が膨大過ぎて呑み込み切れなかったので、いつかの再読必須。

■読みたい本:『風姿花伝』世阿弥
■行きたい場所:千本釈迦堂・石清水八幡宮・龍安寺・六角堂(京都)
越前一乗谷朝倉氏遺跡(福井)

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