きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「聖夜 -榎田尤利作品集-」 (SHY NOVELS)
人の弱さとしなやかな強さ。
そして想いの深さ。
それらがギュッと詰まった作品。
この2作品を納得して受け入れられるのは、今の歳だから。
若かった頃は反発した覚えがある。
人生って本当にままならない。
時に誰かを傷つけ、自分も傷つき、それでも手放すことのできない想いがある。
かと思えば、苦しい想いをしながらも、出会うことによって成長し、
或は呪縛から解き放たれ、前に進むことができる関係もある。
『名前のない色』がそう。
『聖夜』は10年、20年。後日譚まで入れれば30年愛。
成就したことが奇跡としか言いようがない二人の想い。
手放したと思って買い直したら、
実は手放してなくて、二冊手元にあってびっくり!という何とも言えないダブル買い。
いつ読んでも面白い本もあれば、タイミングを誤ると相容れない本もある。
読書って奥が深い。
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