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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「妖奇庵夜話 その探偵、人にあらず」榎田ユウリ (角川ホラー文庫)



問題なのは種の「属性」ではなくその者が持つ「性質」。
狂気を増幅させる意図的な悪意は本当に質が悪い。
本人がそれを自覚して楽しんでいるから尚更。
そして、蝙蝠的な人間が間に介在することで
気づかぬうちに増幅する相手に対する不信感。
無意味と知りつつ、「たられば」を考えて唸ってしまう。
巻き込まれ、奪われた命がやるせない。
お馬鹿さんでも空気読めなくても、
確かに慣れてくると癒しになる(気がする)脇坂。
最初の印象よりよっぽど人間味のある内面を抱えた伊織。
そして暗闇の中で生きる種族の青目。
彼らのこれからの在り様が楽しみ。

かつて「河童」を検索して「フランシスコ・ザビエル」がヒットしてきたときの笑撃。
今検索かけてみたらそんなことにはならなかった。
どんな検索の仕方をしたのかしら?
期待通りおもしろかったシリーズ第一作。




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