きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「タワーリング」福田和代 (新潮文庫)
ビルジャックを巡る物語。
リアリティを追及すると、ん?となる部分もあるけど、
エンタメとしては十分楽しめる作品。
「小説家とは嘘をつく生き物」と後書きにあるけれども、
その嘘を生み出すために蓄積された著者の知識量は膨大だと思う。
だから説得力があり、わくわくする。
念入りな準備を施した後に狙うは短期決戦。
だけど、そこに行きつくまでには、長い間に渡って培われてきたそれぞれの想いがある。
私的に一番のうっそー!は、勝手に大活躍すると思っていた人が、
ただの縛られ要員だったこと。
残念だ。←何が?(笑)
六本木ヒルズ、行ったなー。
変な突起に躓いて転びそうになったなー。
踏みとどまった私が胸をなでおろした後に、
若いお嬢さんがその突起にひっかっかって盛大に転んでたなー。
……あの突起、何だったんだろう?
謎。
PR
COMMENT