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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「アクロイド殺し」アガサ・クリスティ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)



嘘がひとつ。嘘がふたつ。嘘がみっつ。嘘が……。
嘘をついた人は複数いるけど、
嘘をついたことを知っているのは自分だけ。
積み重ねられる嘘で見えなくなってしまった真実。
誰にとって都合がいいのか、何を守ろうとしているのか。
或は、何を隠そうとしているのか。
殺人事件の真相に迫ろうと、
捻じれて絡まりあった糸を紐解いていくエルキュール・ポワロ。
最初から最後まで面白かったんだけど、
ラストのポワロが暗に示した解決策と犯人の選択。
これがどうしてもひっかかってもやっとした読後になってしまった。
結末を知った上で、再読してみたい。

解説は冒頭に「ネタバレあり」の記載があって、好印象。
時々予告なしにネタバレぶっこんでくるあとがきがあってびっくりするんだけど、
ああいうのは事前にチェック入らないのかしら?と思ってみたり。
次にクリスティで読みたいのは『オリエント急行殺人事件』
1974年版の映画で観たうすらぼんやりした記憶(笑)
【ガーディアン必読 84/1000】

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