きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「光の雨 ―原罪―」かわい有美子 (幻冬舎ルチル文庫)
彼の死に対して抱え続けた悔恨と自責の念。
自分の性癖を明確に自覚した瞬間の混乱と恐慌。
貴方は悪くない。
誰も貴方を責めてはいない。
本人が納得しない限り、そん言葉は響かない。
糸が切れそうになった伊能を引き戻した雨の屋上での口づけがとても好き。
愛と哀しみと後悔を抱え続けた伊能に寄り添った野々宮。
囚われた過去から一歩先へと進み始めた伊能。
細やかな心理描写を辿りつつ、
事件に主軸を置いて展開していく
シリアスでどっしりとした作品世界にのめり込んでしまう。
大阪地検の面々はアクが強くて味がある。
だけど、私はミステリアスなヤクザ原口に興味津々。
で。えっと……続いてますけどーーー!
というわけで、調べなかった自分のことは棚上げして声を大にして言いたい。
続き物はちゃんと巻数表示してくださいっっ!(涙)
終ると思って読んでたから、あと残頁ちょっとってところで「ん??」ってなっちゃったよ。
作家買いの時は内容いちいち確認しないし、
基本的にフィーリング買いだからやっぱり内容吟味しないし。
わかりやすく「1巻」とか「前編」とか表記してもらえると、大変ありがたいのです。
「完!」のつもりで読んでいたからメッチャ消化不良な気分。
このまま続きを読むか、予定通り一般書にいくか。
悩ましい……
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