きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「シグマフォース外伝 タッカー&ケイン シリーズ2 チューリングの遺産 下」 (竹書房文庫)
おもしろかったか?と言われれば、おもしろかった。
だけど、釈然としない読後感。
軍用犬のケインにとっては当たり前のことかもしれないけど、
ナイフで刺されても銃で撃たれても、ケインが戦闘の場に駆り出される姿がいたたまれない。
そして「あ、この人死にキャラ…」と思った人が、
思った通りに退場していく展開もどうかなーと。
無人の殺人兵器が血の通った人間を殺戮する時代がそこまで来ていることが
容易に想像できることが怖い。
そして、悪意のある情報操作によって踊らされる恐ろしさ。
現代社会が抱えた問題に対する注意喚起…でもあるのかな。
外伝も楽しく読めるけど、やっぱりシグマあってこそのシリーズ。
漸くシグマが絡んできた下巻で何となく感じる居心地の良さ。
個人的には本編にタッカーとケインが絡んで登場してくれると嬉しい。
ワンパターンでも、不死身の人は何処までも不死身でも、
続きを読んでしまう中毒性のあるシリーズ。
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