きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「ロマの血脈 上・下」 ジェームズ・ロリンズ(竹書房文庫)
【いったい何をしようとしているんだ?
俺たちを救おうとしているのさ。】
心無い大人たちの手によって過酷な運命を背負うことになってしまった子供たち。
破滅へとむかうこの世界を救うために何をなすべきか。自分たちに何ができるのか。
知っていたことが悲しい。
そんな子供たちと、彼らを見守るチンパンジーのマータとの交流には胸が熱くなった。
今回はイラストもとても重要な意味をもつわけだけど……
ラスト一枚。
小説という文字を読む媒介において、イラストの視覚的効果がここまである本はなかなかないと思う。
コワルスキの存在は本当に和むというかなんというか……
好きだなー。
少女の謎めいた言葉は新たなる物語への布石。
次巻が待ち遠しいわ。
上巻内容(「BOOK」データベースより)
シグマフォースのグレイ・ピアース隊長の目の前で一人の男性が射殺された。著名な神経学者であるその男性、アーチボルド・ポークは、致死量の放射線を浴びていた。デルポイの神殿が描かれた硬貨と、不思議な能力を持つ少女の手による絵を手がかりに、グレイたちシグマの隊員は、ポークの娘エリザベス、ロマの男性ルカとともに、インドへと向かう。一方、ロシアのウラル山脈で記憶を失った一人の男性が目を覚ました。彼は不思議な能力を持つ三人の子供から、「僕たちを救い出して」との依頼を受ける。その頃、ロシアではニコライ・ソロコフ上院議員とサヴィーナ・マートフ少将を中心に、チェルノブイリ原発を利用したロシア再興計画が進んでいた。その計画に参加させられていたのが、不思議な能力を持つ子供たちだったのだ。子供たちの能力を増幅させる人体実験には、シグマの存在を疎ましく思うアメリカのグループも関与していた…。
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