きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「チェーザレ 破壊の創造者 1~10」 惣領冬実 (KCデラックス)
作品に圧倒されて呑まれる感じは本当に久しぶり。
2006年。1巻が出た時から買い続けて積んでいた本。
第一部が完結し、ミケランジェロ展を鑑賞してきたこのタイミングで読み始めて大正解。
約10年。
自分もそれなりにいろいろなものを見て、考えて。
ちょっとでも知識の蓄積ができているからこその面白さ。
惣領さんの絵も素晴らしくキレイで、うっとりと見入ってしまう。
それにしても……歴史って本当に壮大で奥が深い。
すべての事象が現代につながっていると思うと、なんだか感慨深いわ。
歴史的な大転換期を迎えた中、学生時代を終えようとしている青年たち。
多感な時期を共に過ごし、確実に絆を深め、確実に成長を遂げている姿が何とも心強い。
と同時に、この先の彼らの困難を思うと何とも言えない気持ちになる。
今日と同じ明日を当たり前のように迎えられる生活って、実はすごいんだなーと。
「今日まで生き延びてきたことに乾杯」とても重い言葉だけど、
静かに笑って酒を酌み交わす友がいることは、ものすごく心強いと思う。
物語に圧倒され、そして呑まれるような感覚を味わうのは本当に久しぶり。
描写の素晴らしさは、あたかも芸術を見ているかのよう。
良い読書でした。
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