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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「二都物語」ディケンズ(新潮文庫)

革命の血に酔うフランスの狂乱に眩暈がする。
法的根拠のない裁判。
言いがかりでしかない罪。
正義って何?
人が斬首されるのを見ることが娯楽になり得ることが怖い。
一方的に宣告されてしまった死刑を回避する方法は果たしてあるのだろうか?
10年以上に渡って描かれてきた人々の人生の物語の結末が胸に刺さる。
救いは彼らが(全員ではなかったとしても)無事にイギリスに戻り得たことが、
作中の文章から伝わったこと。
でも読後に胸に残るのはやるせなさ。
願わくば、愛に殉じた彼の言葉が彼女に届いていますように。


【ガーディアン必読124/1000冊】
最初の20頁をクリアするのに、やたらと時間がかかって大苦戦。
全く頭に入ってこなくて何度かいったりきたり。
でも、そこから先はのめり込んで読むことができて一安心。
場面転換が舞台的だなーと思ったら、宝塚やミュージカル等々で上演されてるんですね。
奇しくもただいま明治座で絶賛上演中。
良いタイミング…なのかな?観に行く予定はないけど。(笑)


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