きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「土曜の夜と日曜の朝」アラン・シリトー (新潮文庫)
不思議な吸引力のある作品。
日々の日常を逞しく生き生きと過ごす人たちの物語。
生命力あふれる彼らの姿に引き寄せられるように読み進める。
だーけーどー!
アーサーが人妻との逢瀬を重ねる理由に、この男最低!と、毒づきたくなる。
痛い目をみるがいい、と思い続けていたので、
とりあえずそれ相当の報いを受けたことで溜飲が下がった。
まぁ、関係を許した女の側にも問題があると思うけどね。
でも何だか憎み切れないろくでなし。
それがアーサー。
彼の仕事に対する姿勢は認めてもいい。(←上目線・笑)
ラストの四行に生きる活力を分けてもらえた気持になる。
うん。
頑張って働こう。→
文字の細かさに読み始めるのに一瞬躊躇したけど、
一度読み始めたら全く問題なく読めたのは面白かったから。
ガーディアン選書でなかったら、手に取ることはなかったであろう本。
こういう出逢いがあるから月に一冊はガーディアン。
【ガーディアン必読 90/1000】
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