きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「地下室の手記」ドストエフスキー(新潮文庫)
なんてめんどくさい男なんだろう、と思いつつ読み進める。
人生を息苦しいものにしてしまっているのは、自分自身。
見栄を張ることも虚栄心を持つことも負けん気の強さを発揮することも時には大事。
だけど、度が過ぎるとただひたすら鬱陶しい存在になるだけ。
そして気づけばひとりぼっちになってしまう。
時に一歩引き、或は素直にならなければいけない局面もある。
俺が俺が俺が!が全面押しだと、理解しようという気持ちが萎える。
自尊が高いくせに自己を卑下し、他人を見下しつつ、
構ってほしい、認めてほしいという気持ちが抑えられない。
そんな孤独な俺様が記した手記。
「え?別に…」「ん?だから?」「御勝手に」
私からのレスポンスは一貫してこんな感じで、
投げかけられる問いにまったく相容れなかった。(笑)
素直になれなかったり、思ったことと逆のこと言っちゃったり。
それは私にもある。全然ある。
だから理解できる部分がないわけではない。
でも極端すぎて「あ、めんどくさい」と、なりました。
【ガーディアン必読 55/1000冊】
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