きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「夜中に犬に起こった奇妙な事件」マーク・ハッドン (ハヤカワepi文庫)
彼は知りたかっただけ。
誰が犬を殺したのか。
その事件の真相を知ろうとして明るみに出てしまったのは、
秘匿された別の事柄の真実。
それは、彼を打ちのめすのに十分なものだったし、
彼の父親にとっても気の毒なものでもあった。
大人の都合で振り回されるのは子ども。
だけど、子どもも大人の事情や複雑な心情を理解することはできない。
すべてにおいて正しい人はいなくて、
みんなが抱えた事情の中で懸命に頑張っている。
(彼の母親には私はどうしたって共感はできない)
日記めいた形式で綴られる、彼の観ている世界。
大冒険をやり遂げた彼の世界がこれからどう広がっていくのか。
父親とのプロジェクトが首尾よく進行することを願う。
軽い気持ちで読み始めたら、思いのほか深い話で、色々考えさせられました。
ここからはネタバレになるので、目を通される方はご注意くださいね。
その成長がどうしても見たくて。
離婚した元旦那に引き取られた娘に会いに行った私の友だち。
ところが、娘さんは母親は亡くなったと伝えられていて……というリアル話。
元旦那は再婚を考えていた女性にも同じ嘘をついていたらしく、結局再婚自体が破談。
ついていい嘘とついちゃダメな嘘がある。
【ガーディアン必読 71/1000】
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