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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「目くらましの道・下」ヘニング・マンケル (創元推理文庫)

前半は犯人を知っているからこその焦燥感からドキドキしながら読み進める。
後半は怒涛の展開に呑み込まれ、息つく暇もないまま一気に最後まで駆け抜ける。
そしてエピローグ。
身元の判明した少女の父親の姿に、そしてヴァランダー親子のその姿に。
胸が熱くなる。
残酷な戦士を生み出したのは、快楽に塗れた大人たち。
彼等が犯した罪こそ裁かれるべきなのに、社会的に弾劾されない理不尽。
戦士の行為を正しいとは言えないけれども
それでも糾弾しきれない自分がいる。
彼の心情を、彼女たちの苦しみを思うとやりきれない。
子どもたちが健やかに成長できる社会を希う。

これで手持ちのマンケルは読み切ってしまった。
え、続き気になるよー。
ポチっとしかけたけど、積読が山となっていることに気づいてしまったので、
ヴァランダーシリーズの続きを買う前に、ある程度積読減らしに努めます。
【ガーディアン必読118-2/1000冊】

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