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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

不在の痕~ヘル オア ハイウォーター2~S・E・ジェイクス (モノクローム・ロマンス文庫)



気軽く背負うには、余りにも重すぎる二人の過去。
傍にいない方が安全だ。
そんな判断から一度はプロフェットの元を離れたトム。
同じ懸念を抱いていたプロフェットは、
もう二度と、トムの手の届かない所へ足を踏み入れかけていた。
ギリギリで、間に合ったのだ。
離れ離れだった二人のあまりにも劇的な再会に安堵すると同時に、
その抱擁の激しさに、互いにどれだけ渇えていたのかを思い知らされる。
ハリケーンが直撃した町で殺人事件に巻き込まれた二人。
ろくでもない事件の中で、次第に気持ちを寄り添わせていく二人の距離感がとてもいい。
ラストの占い師の言葉にうっかり涙ぐみそうになってしまった。

この表紙、本当に綺麗で大好き!
「畜生、こんなにおまえのそばにいたいなんて、いい加減どうかしてる」
「そのセリフ、そのまま返してやるよ」
傭兵稼業をこなす、戦える男たちのこんな台詞がとても好き。
ワニを捕獲するにはどうすればいいのか。
頭では理解してみました。←実地は絶対無理!
続編、絶対あるよね。




内容(「BOOK」データベースより)

民間傭兵派遣会社EEの仲間たちの前から完全に姿を消したプロフェットは、地の果ての砂漠で核物理学者の娘の保護をしていた。もうEEに戻ることはない―そんな彼を引き戻したのは、新たなパートナーを選びながらもしつこく送り続けてくるトムからのメールだった。ハリケーンの中、ルイジアナのトムの叔母の家で再会した二人は、その直後、地元の殺人事件に巻き込まれる。被害者はマイルズ―トムとかつての恋人・エティエンヌの少年時代を地獄にした男だった。そしてプロフェットの携帯にエティエンヌからの呼び出しが―。湿地帯の中に封印された秘密が、次々と暴かれてゆく―人気シリーズ第二弾。

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