きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「あひるの空 47」日向武史(マガジンコミックス)
積み重ねてきたクズ高メンバーの努力が実り、花開いていく。
ひ弱さの感じられない茂吉。
相手に合わせられる行太。
戦力として機能する鍋島。
ここまで読み続けてきたからこそ実感できる彼らの成長に、こみあげる思いがある。
だけど、忘れてはいけない。
彼らがそこにいたせいで、バスケを諦めた人間もいることを。
空が頑張ったから今の彼らがある。
ここで初期のあのシーンをぶっこんできた作者は凄いと思う。
だからこそ、百春のプレーに重みが増す。
「すべては、応えるために」その言葉が生きる。
「ただ、信じてください」千秋の言葉を胸に、次巻へ。
「また一(イチ)からはじめりゃいいじゃん」
そう言えるのは、若さゆえの特権……と、思いかけて、思いとどまる。
どの時点からだってスタートできるはず。
物事の捉え方、向き合い方。
ちょっとやさぐれかけていたので、これは心強いエール。と、勝手に思うことにする。
緊迫した場面での坂田さんのアップは、ほにゃっと力が抜けた。(笑)
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