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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「ベルサイユのばら 2」池田理代子(集英社文庫)

自分を取り巻く人たちの耳触りの良い言葉だけを聞いていたら、
それはとても心地よいかもしれないけど、真実は見えなくなる。
真っ向から向き合わねばならなかった真実に蓋をし続けたアントワネット。
そういった声をはねのける強さがあれば、少しは未来が変わったのだろうか?
現代ではフェイクニュースや誹謗中傷はSNSであっという間に拡散されてしまうけれども、
通信手段の発達していなかった当時は確証のないデマや噂話が人から人へと広まっていき、
いつしかそこに主観が入り、真実が捻じ曲げられてしまう怖さがある。
アンドレの髪型にやっと違和感がなくなったラスト。


アメリカの独立戦争にまで話は広がり、作品世界のスケールの大きさに驚く。
でも、作中でルイ16世の政治的もしくは政策的な側面にはほぼ触れらないんだよね。
あくまでもアントワネットとオスカル視点の物語。
劇場版のキャッチコピーにある通り「愛と運命の物語」なのです。

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