きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「進撃の巨人 27」諫山創(講談社コミックス)
語らないエレンは、心の中で何を思うのか。
「ほかのやり方があったのなら教えてほしい」
それは彼の心からの叫び。
これまで共に戦ってきた仲間たちと一線を引いてしまったエレン。
未来への道筋を彼らと共有できないのは、何故なのか。
ピクシス司令やハンジと義勇兵との対話にも何らかの意味がある。
サシャを間に置いての、マーレ人とエルヴィア人との交わりが哀しいけどあたたかい。
こんな僅かな絆から大きく広がることを期待したくなる。
殺し、殺される、殺戮の連鎖を断ち切るためには何をすればいいのか。
子どもたちの問答が刺さる。
与えられた問題提起は果てしなく重い。
一年前の彼らの姿が描かれているからこそ、
無表情に徹したエレンが余計に辛い。
このタイミングで行動を起こしたことに、どんな意味があるのか。
何をしようとしているのか。
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