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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「閃光と共に跳べ」かわい有美子(幻冬舎ルチル文庫)

やっぱりこの二人、好きだわ~、と、しみじみ噛みしめる犬伏&橋埜のターン。
思わずやらかしてしまった(むしろ、何もしなかったという方が正解?笑)ホテルで、改めて仕切り直すシーン、好き。
そして、凄惨なテロの現場の只中にあっても、絶大な信頼を寄せあう二人が良い。
そこにいけば、彼が必ずにいる。
ここで待っていれば、彼が必ず来る。
暗黙の中で確信しあう二人。
任務でもプライベートでも最強のパートナー。
犬伏にだけ口の悪い橋埜がとてもツボ。
いずれSATを去る日が来るだろうけれども。
ずっと二人で肩を並べて軽口を言い合いながら笑っていて欲しい。

さて。
次巻はいよいよ未読の最新刊。
9年ぶり!わ~、楽しみ。
作家さん達には無理なく長く続けてもらえるととても嬉しい。
お身体はくれぐれもお大事にしてください。

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「ハリー・ポッターと秘密の部屋」ローリング(静山社)

悪意ある者はそれ相応の報いを受け、正しき者は満身創痍ながらも勝利する。
お約束展開だけど、児童書はそれでいい。
ハリーたちがこの難局を打開するのは間違いない。
でも、この窮地をどうやって乗り切るの?とドキドキワクワクしながら一気読み。
おもしろかった。
不死鳥カッコいいなー。
「自分が本当に何者かを示すのは、持っている能力ではなく、
自分がどのような選択をするかということ」
ダンブルドアのこの言葉が印象的。
そうだよね。
自分の生き様は自分で決める。
だから、後悔しないで進んでいける。
あ、それってラオウじゃん。(違)

作中に名前を呼ぶのも躊躇われる「あの人」という描写がありますが。
最近、取引先のめんどくさい人が「あいつ」とか「あの人」とか言われてて、なんかデジャブ。
「あいつ、うるえせーからさ」とはウチのボス。
「あの人、○○って言ってましたよー」とは下請けさん。
あ、この人も名前呼んでもらえない人だ(意味合いは間違いなく違うけど・笑)と。
そして!
SixTONESのYouTubeのハリポタ回見返して、ネタバレの嵐を喰らって撃沈しました。チーン……
(初見の時はハリポタを知らなかったから意味が分からなかった)
余計な事するんじゃなかったーーーーーーーー!

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「鮮烈に闇を裂け」かわい有美子(幻冬舎ルチル文庫)

【再読】
何なの、この人!?と、飯田に対して憤りつつ。
途中まで読んで、前回の自分のレビューを読み返して、
随分好意的に書いてたなーとびっくりする。
いや、ホント飯田、それギリギリアウトだから。
それでも。
天涯孤独の身のアキラには、彼の存在が結果的には救いになる。
自分をちゃんと見てくれている人がいる。
わかろうとしてくれている人がいる。
言葉が少なすぎて紆余曲折あったけど、そういうのが伝わってくるのは心強い。
高梁はこれからはもっと自分の想いをぶつけると良いよ。
個人的には犬伏と橋埜がじゃれ合っているSSでテンションが上がりました。



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「饒舌に夜を騙れ」かわい有美子(幻冬舎ルチル文庫)

【再読】
異国からの招かれざる客・ハイジャック犯に言ってやりたい一言。
「Go Home!」
まさにまさに!
それメッチャわかるわ。
特殊部隊に勤務する男たちの物語。
徹底した体育会系のノリと男くささ全開の寮生活での会話が小気味よいし、
いざ戦闘になれば背中を預け合うことのできる信頼関係が尊い。
何より橋埜の苛烈なまでの潔さが好き。
男前受け最高。
想いを自覚したのは橋埜の方が先だったけど、
犬伏の懐の広さと包容力があってこそ成就した関係。
好きシリーズなので、続きを読むのが楽しみ。
そして最新刊を読むのがとても楽しみ。



宇宙戦艦ヤマトでは真田推し!とおっしゃるのはかわいさん。
私は全力でデスラーを推します。大好き。
伊武さんのことはデスラー役として知ったので声優さんだと思っていたので、
テレビで俳優として演技をしているのを見た時に何だかびっくりした思い出。

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「五番目の女 下」ヘニング・マンセル(創元推理文庫)

地道に積み重ねていく捜査状況を彼等と一緒に追いつつ、
次第に犯人に迫っていく様にドキドキが止まらない。
彼等の努力はこうして真実に結びついていくんだ、と。
刑罰を受けるべき者が、日の元で悠々と暮らしている。
地獄の苦しみを味わった被害者が、法が彼を裁かないのであれば、この手で……
と思う心情を全く理解できないとは言わないけれども。
踏み越えてはいけない一線は間違いなく存在する。
それを許せば社会の秩序が瓦解するだろう。
ならば「誰が彼を探すのか?」
彼女からの重い問いかけに応える責は確かにある。
でもあの状況で受け取った遺書、破って捨てていいの?



夜中の12時まで会議。
帰宅後、翌朝6時から勤務の為に始動。
ブラックすぎて慄くわ。
と思ってみたものの、一刻も早く犯人逮捕を!という気持ちの現れなんだろうね。
それが連続殺人犯だったらなおさら。
警察ではありませんが。
私が前職を辞めた理由の一つが、夜中に帰ってきて始発の新幹線に……という勤務状況に
無理!って思ったことを思い出してみました。
そして私は話途中で怒って電話を叩き切る男とは結婚する気にはなれない、とも思ってみました。
こっちも無理!

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「五番目の女 上」ヘニング・マンセル(創元推理文庫)

警察官と言えども、24時間事件を追っているわけではなく、
プライベートな時間ももちろん存在する。
そういったところも丁寧に書いてくれているから、
ヴァランダーがより身近に感じられるのかもしれない。
彼の担当する地域で起こった、二件の残虐な事件。
動機も犯人も皆目見当もつかない状態から、
地道にコツコツと捜査を進めていく警察官たち。
パズルのピースのように明らかになっていく断片。
だが、まだ全体像を把握するには程遠い。
上巻を一気に読み終わって表紙を目にした時、うすら寒い思いが過ぎる。
なんでこんなことを?
気になって仕方ないので下巻へ!

『ヴァランダーシリーズ』。
シリーズ5作目までを読み終わり、
もっと読みたいけど、ぽちっとするのは積読減るまで我慢。
とか言っていたのは4月の話。
結局、我慢できずに6作目以降を集めてしまった。
読みたい作品は読みたいときに読むべし。

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「ハリー・ポッターと賢者の石」ローリング(静山社)

姪っ子ちゃんにおススメされて今更ながらの初読。
一気に読み切れたのは、随分前に映画を流し見していたことと、
『本好きの下剋上』(著者は絶対ハリポタ好きだと思う)を読んでいたことが大きいと思う。
視覚的なイメージが容易で、スルッと作品世界に入っていけた。
何より、ストーリー自体が面白かった。
魔法魔術学校に入学した子どもたちの学びと成長の物語。
11歳の彼等はまだまだ成長途中。
同年代の仲間たちとの距離の詰め方が良い。
そして、教師である大人たちもまた、それぞれに事情を抱えていて意味深。
この先の展開にワクワク感しかない。



ハリポタにハマっている姪っ子ちゃん曰く。
「映画も大好きだけど、本の方が映画より色々詳しく書かれていて面白いんだよ」
そんな彼女は先日、USJで魔法の杖を買ってもらってご機嫌でした。
彼女が夏に遊びに来た時にハリポタ話ができるように!という理由で手に取ったけど、
読んでよかった。
続きも手元にあるので読んでいこうと思います。
これは、「 メイキング・オブ・ハリー・ポッター」に行かないと。
(私の推しがそこで楽しく遊んでいたので私も行ってみたい!という不純な動機もある・笑)
【ガーディアン必読119/1000冊】

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「境界のメロディ」宮田俊哉(メディアワークス)

亡くなった人が生きている人に物理的に干渉することはあり得なくて、
大切な人誰を喪った哀しみは、生きている本人と周囲の人たちとの関わりの中で
乗り越えていくものだと思うんだよね。
……という私の私見を忘れさせてくれるくらい
ぐっと作品世界に引き込んでくれれば良かったんだけど、そこまでには至らず。
ちょっと残念。
とはいえ、最後まで楽しく読めたし、小説家デビューとなる
この作品に対する 宮っちの意気込みと熱意はしっかりと伝わってきた。
キャラはそれぞれ魅力的なので、アニメ化に向いている作品だと思う。
その夢、叶うといいね。

読了後に配信を見て、さっくんの宮田くん愛の深さがビシバシ伝わってきて尊いな、と思った。
「自分の最初の作品には佐久間に関わっていて欲しかった」という宮っちの言葉がより響く。
重版決定、おめでとう。


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「二月二日ホテル」北方謙三(角川文庫)

大人になりきれないまま、大人になってしまった男、望月。
20年前の出来事に囚われ続けている限り、彼の内面は変わることはないだろう。
写真家として名を馳せ、暴力沙汰にも対処できるだけの力を持ち、
意にそぐわないことには肯んじない。
社会的には成功を収めていると言える半面、
己自身に繰り返される問いかけに応える声はなく、
結局彼は同じところに立ち尽くしたままでいる。
いつか、抱えた柵を忘れて笑える日がくるといい。
前に進める日が来るといい。
そんな思いが読後にふと過ぎった。
それにしても……彼にとっての幸せって何だろう?
問うこと自体が余計なお世話か。


書かれた時代、なんだろう。
だから言うのはナンセンスだとも思うんだけど。
でもやっぱり飲酒運転の描写が気になって気になって……
折しも私の地元は今日が「飲酒運転根絶の日」。


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「VIP 永遠」高岡ミズミ (講談社X文庫)

なんかめんどくさい輩が理不尽に絡んできて。
その理由も理解不能で楽しくなくて。
え、ここにきて、こんな人の話を読みたいわけじゃないんですけどー!と、
読み進めるほどに眉間に皺が寄ってきましたが。
最後の最後でまさかの言葉が久遠と和孝の口からきけて、
ああ、ここにたどり着くまでの苦行(?)だったのね、と、
あたたかく受け止めることにしました。
帯に「究極のハッピーエンド」とあるからこれで終わりかな?
共に生きるための道を模索した和孝の、そして久遠の変化を見守り続けたシリーズ。
地に足の着いた作品だったと思う。

これでシリーズ既刊完走。
一気読み、とても楽しかった☆彡
本は読むのも集めるのも楽しくて好き。

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